変形性腰痛症の患者様
変形性腰痛症の患者様の臨床動画です。姿勢の分析にはKENDALの分析というのが世界的に普及しています。
正常
1 ロードシス 横からみて胸椎(胸の骨)のカーブは正常だが腰椎(腰の骨)は過剰に前方に反っている
2 カイホシスロドーシス 胸椎は過剰に後弯、腰椎は過剰に前弯 、骨盤も過剰に前傾
3 スウェイバック 胸椎は過剰に後弯 腰椎は下部で過剰に前弯 骨盤は後傾
4 フラットバック 脊柱のカーフが消失していて全体的に直線になっている状態。
各姿勢によって過剰に緊張している筋肉と筋力が落ちている筋が異なります。
映像の患者様はフラットバックタイプになり、背筋力が低下しています。
背筋低下で姿勢をまっすぐに支えられない ために、背筋筋肉の中の内圧が高くなり、痛みをだしている状態です。
変形性腰痛症は加齢により腰の骨(腰椎)が変形を起こし神経を圧迫する事で痛みが発生すると医学的には考えられていますが、
こちらの患者様のケースは本来お腹側に沿っている腰椎が逆側(背中側)に曲がった結果,
背骨を支えている筋肉 の中の圧力が高くなり痛みを起こしているものと考えられます。 施術は姿勢わコントロールする処置を行いました。
施術前の映像と比べて施術後は姿勢が良くなり、歩行スピードもあがり 「歩きやすい!」 とおっしゃってました。
施術効果を長持ちさせる為には柔軟性の確保と筋力トレーニングを行う事が必須になります!