小指内反変形の痛みの患者様

歩くと足の小指が痛い!

少し判りづらい映像ですが、歩行時に足の小指が痛くなり変形してくる小指内反変形の患者様の映像です。小指内反変形は外反母趾とならび、足の痛みを出す症状としては多くいらっしゃいます。

小指内反変形とは?

身体の中心に対して足の親指が外側(小指側)を向いているのが外反母趾、身体の中心にむかって足の小指が内側(親指側)に 向かっているのが小指内反変形です。

何故小指内反変形になってしまう?

原因は窮屈な靴や歩き方のクセなど様々ですが、臨床でみる多くの患者様は足首の硬さ(足がしっかり反らせない)や足の甲の関節の肩さ (解剖額的にはショパール関節という場所)の硬さなどで地面をしっかり親指でける事ができないで、小指側に繰り返し、繰り返し体重 が乗り、長い年月をかけて小指が体の中心に」むかって変形していきます。小指の筋肉に負荷がかかり続けて筋肉が硬くなり(角化変性) テーラーズバニオンという独特な胼胝が出来る事もあります。
映像の患者様は調整前に正面から歩いてこられる右足が着く瞬間に僅かに足が小指側に着く瞬間があります。この僅かな負荷の繰り返し(メカニカルストレスといいます。)が長い間に足の小指の関節にかかり関節の痛みと変形を発生させていきます。

当院の施術法は?

歩行を観察しながら、足の裏の小指や親指の裏に体重をコントロールする運動の軸があるラインにテープを貼り、体重の乗る角度をコントロールします。

調整後の映像は僅かですが正面から見た右足の着き方が右→正面に体重がかかるようになり、患者様ご自身もその場で痛みが軽くなった事を実感させたようです。 歩き方は無意識に行う原始的な運動と位置づけられています、故に何時の間にか患部を傷めている事が多いようです。

当院では初回に歩行の検査を行い、その方の主訴と歩行が関係していた場合はその調整も行います。