腰椎ヘルニアの患者様

- update更新日 : 2021年03月25日
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先日、ご紹介でいらした40代の女性の患者様。2週間ほど前にご家族の介護の中腰姿勢の繰り返しで腰痛になってしまい病院で腰のレントゲンを撮っていただき「腰椎椎間板ヘルニア」と診断されたそうです。マッサージにもいかれたそうですが、痛みは改善しなかったそうです。 

症状は腰痛はもちろん有りますが、左右の足の付け根が相当に痛むらしく体重をかけるのが辛そうです、検査をしていくと腰椎ヘルニアの特徴的な神経の圧迫による筋力低下やシビレを誘発させる検査も陽性になりません。
全体的に身体を見ていると、しきりに足の付け根を押さえています。意識にするしぐさを(この患者様が無ボディランゲージといいます。)施術は横向きにして足付け根周辺の筋肉を触診していくと「あっ!それっ!それです!」と患者様が声をだされるポイントがあります。

このポイントこそが、この患者様が痛みを訴える場所の震源地なのです。(疼痛責任部位といいます。)疼痛責任部位を探さない施術は高い施術効果を望む事は出来ません。ポイントがずれているからです。

この患者様も当院に来られる前にマッサージなどに通われていたそうですが、足付け根の痛みを訴えても、「ストレッチするしかないですね・・」といわれて変化しない痛みに落胆されていたそうです。

術後は痛みが変化したみたいで、体重をかけて激痛がはしっていた症状が大分楽になったそうです。(とても驚いた表情をされていました。)

痛みに関与している筋肉は沢山あるので、「痛む場所が変化する事、」 「循環の改善に伴い身体がだるくなる事」などをお話しして初回の施術を終了しました。
私は病院などの痛みどめや、炎症止め(ステロイド)などの治療は否定はしませんし、その治療で楽になる方もいると思います、しかし急性期を過ぎても変化しない痛みには違う角度から患者様の身体を見る事も大切だと思います。