突然のぎっくり腰

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先日、初めての方からお電話がありました。女性の声で「今タクシーで移動中なんですが、これからそちらに伺ってもよろしいでしょうか?」

痛い‼️ 腰が反れない

症状を聞くと、職場で突然ぎっくり腰になり、会社を早退して帰ってきている最中だそうです。お昼休みに入ったばかりでしたが、急性的な痛みの方なので「どれくらいでお越しになれそうですか?」と聞くと「これから5分ぐらいで行けそうです。」との事でした。

 5分ほどお待ちしていると、院の前にタクシーが止まり、先程のお電話の方と思われる女性の方が、ゆっくりタクシーの中から出てきました。「少し重症タイプだな」と思いました。

10年ぶりのギックリ腰‼️

院の中に入っていただいて、立ったままお話をお伺いしました。なぜ立ったままかと言うと、ぎっくり腰の方はやっとの思いで治療院まで歩いてきます。そのままベッドなので横になってしまうと。体は回復方向に行きますが、まだ時間が回復まで十分に取れないため、再び重力に逆らって筋肉に力を入れて立ち上がると激痛を伴い更に辛くなる事があります。このような場合は立ったまま施術を行い、いちど家に帰っていただいて十分な睡眠をとって回復を待った方が良いケースがあります。よくお話を聞くと、10年ぶりのぎっくり腰だったそうです。接客を伴う重い荷物を持つお仕事をされていて、荷物が梱包された段ボールをつぶして、中腰になった際に腰に激痛が走り腰が伸びなくなってしまったそうです。歩き方も背中を丸めそろそろと歩いている感じです。

腰のヘルニアなどを思わせる足の痺れや、お辞儀の姿勢での症状の悪化はなく、腰をそらす事ができない痛みです。施術を立ったまま行い、再び歩いてもらうと「あれっ!さっきより楽に歩けます‼️」との事でした。先ほどよりも痛みの感じが減少したことを確認し。本日は患部を温めながら横になって体力の回復を待つようにお話しました。「明日も職場に行かなければならないんです。」との事だったので、「明日の朝起きてみて痛みがひどくて動けないようならばもう一度施術をさせてください、そうでなければ、一日おいて明後日再度様子を見させてください。」とお話しをしました。

ぎっくり腰などの急性通の場合は、その方の体力や、生活スタイルなどによって痛みの取り方が左右されますが、通常はしっかり治療させていただければ痛みの回復は早い場合が臨床的に多くあります。

翌日はお電話がなく、通常の施術の予約をしていた日に先程のぎっくり腰の患者様からお電話があり、「あれからおかげさまでだいぶ良くなりました‼️今日は仕事が遅くなりいけないので、またご連絡させてください。」との事でした。お電話の向こうから外で電話をしている音が聞こえたので、部屋で痛くて寝たきりになっている感じではなく、お仕事に行けている様で安心しました。

通常急性的な痛みは治療をしっかりすれば、早く痛みが取れることが多いです。ただ体に疲労などでストレスを溜めると痛みやすくなったり、回復が遅れたりするので、施術をして日々体のメンテナンスをしておくことをお勧めいたします。