梅ヶ丘駅みなみ整体院
五十肩についての考え方

- update更新日 : 2021年11月10日
folder未分類

五十肩って良く耳にされるとおもいます。 よく耳にされるとおもいますが、実際はどういう状態の事を言うのか?    今回は五十肩について実際のケースも交えながらお話したいと思います。

五十肩の正式な名称は肩関節周囲炎といいます。 肩の関節には沢山の組織があります。 体の軸になる骨や、その骨を動かす筋肉、関節がぐらぐらしないように固定している靭帯、骨同士が衝突しないようにガードしている 腕の骨と肩甲骨の隙間にある上方支持組織などがそれにあたります。肩の筋肉がインナーマッスルとアウターマッスルという筋育の二重構造になっており、ボールを遠くに投げる動作で例えると、よりボールを遠くに飛ばす為にアウターマッスルがボールを投げた時に手首の方向に収縮します。しかし身体にアウターマッスルしかないと、ボールを投げる旅に肩の関節がはずれてしまうので、インナーマッスルが体側に向かって収縮します。インナーマッスルは腕の骨を体に引き付ける役割や肩関節を外捻り、内捻りする際に使われています。通常、インナーマッスルの方がアウターマッスルより筋力が弱いので、アウターマッスルの動きにつきあわされたインナーマッスルには疲労が蓄積されていきます。  この時インナーマッスルは傷ついたりして軽度の炎症が起きます、しかし直ぐに回復して動かせるようになるのですが、再度アウターマッスルの動きにつきあわされて再度傷つき炎症をおこします。

この傷つき、回復→傷つき→回復を繰り返しているうちに、インナーマッスルの炎症が慢性化していきます、そしてインナーマッスルは自分の状態を修復する為に肩を固めて動かさないようにして自己修復の過程(五十肩)に突入していくといわれています。 五十肩で肩が固まってしまうのは傷ついたインナーマッスルを修復する為の自己防衛と言われています。(実際にきずついて固まるのはインナーマッスルだけではありませんが・・・)

ある研究では、五十肩にたいして全く治療を行わなかった場合、平均で約2年の回復期間がかかったそうです。自然回復するとはいえ、2年間肩が動かしにくいは大変なので、治療などによって回復時間を早める事をおこなっていきます。

通常、五十肩の病期は①疼痛期  → ②拘縮期  →③ 回復期 にわかれます。 各期間の長さはその方の生活スタイルによってバラバラですが、疼痛期の時期に肩の動きを無理矢理つけようとして、ストレッチなどを強くおこなうと、かえって痛みが悪化するので注意が必要です。

無理に動きを付けなくても、肩周辺の血流障害をおこしている、インナーマッスルなどの緊張をとるだけでも、動きが付き、楽になる方も大勢いらつしゃいます。

当院の施術は病期をみながら全身の歪みを取り、肩の筋肉、肩関節の隙間を埋めている組織、肩の関節を支持している組織の順番に施術を行い、平均で初診から約6ヶ月で症状が改善しご卒業される方が多いようです。

あくまでもその方の五十肩の時期がどの時期なのか?を見極めながら施術を行っていくのか大切だとおもっています。