膝の痛み(水を抜いた後)

関西からいらした膝痛の患者様

先日に関西から東京にお仕事の関係でいらしていて、右膝の痛みが辛くなりご来院いただいた方のケースです。今年の年明けから痛みが発生して2月に痛みが強くなり地元の病院にいかられたら「膝の骨に異常は無いが、水が溜っている。」との事で膝の関節の水を抜き、関節の滑りを良くする薬を注射して頂いていたそうです。当初の急性的な痛みは治まったが膝が痛くて正座ができないそうです。昨日ホテルで寝ていたら膝の痛みが強くなってきたので、当院に来られる直前に他の治療院で施術を受けてこられたそうです。

痛みは正座の格好をしていただくと、お尻に踵がつけられず、膝の後方とふくらはぎ、脛の前側の筋肉におこるそうです。両方の膝を比べると痛い右側が若干腫れていました。

お仕事で正座を繰り返しているうちに!

お仕事の内容をお伺いすると、屋外で長時間の立ちっぱなしと長時間の正座を交互に繰り返す事が多く、特に年末は忙しかったそうです、お話の流れから推測するに疲労が溜まってきて循環が悪い状態で筋肉に負荷をかけ骨格のバランスが悪い状態で膝関節を立ちしゃがみで使い、関節が炎症を起こし、膝に水が溜まり、その炎症の影響で反射的に筋肉が固まり、膝関節の可動障害をおこしているものとおもわれました。

「正座ができるようになりました!」

施術は循環を改善しながらバランスを整えもう一度正座の格好をしていただきました。痛みは若干減ったみたいですが踵とお尻の距離はまだまだ遠い状態です、再度筋肉の圧痛点をチェックして関連のある筋膜のリリースをかかると少しづつ可動域が広がり、3箇所くらいのリリースで完全に正座できるようになりました。翌日に関西に帰られる為に患者さんも必死で「もう少し動きをつけてください! もう少し楽にして下さい!」
の言葉に押されて、すこし刺激を加えすぎた感はありますがお帰りに頃には「あんなに短期間でこんなに動きがつくんですね!本当にきてよかったです!」とおっしゃってました。

まだこの状態では治癒といえないので、本当は後3回くらい施術をしたいのですが、翌日地元に帰られるそうなので、施術後の反応として別のポイントが気になる事、循環の改善に伴い患部がだるくなる事、症状の戻りがある事やセルフケアの方法をお伝えしました。地元の関西で良い先生にお会いできるとよいのですが・・・