首が回らない原因

前回は腰痛、今回は首痛で1年ぶりにご来院

先月1年ぶりにいらした方のケースです。 1年前は腰痛でいらしていたのですが、今回は2ヶ月程まえから首の右側が痛く、首を右を向く動作で症状が増悪するそうです。一応病院にいってレントゲンをとって痛み止めを飲んでいたそうなのですが、症状に変化がない為に1年ぶりにご来院されました。 手の痺れなどの症状はありませんでした、触診をすると首の右側の筋肉が硬くなっていて痛そうでした。 問診を進めていくと特に「首に負担をかけるような動作はしてない。」との事でした。

問診から検査、全身の調整を行ったが・・・

当院の施術は身体のどこの部位の痛みでも全身をみて循環を改善させてから局部に負担をかける原因を探していきます。この方も60代後半の女性の方なので全身の循環を改善させて、歪みをとってから動作の痛み(首の痛み)を再度評価しました。 少し動作の改善がみられましたがまだ不十分です。

首の痛みの原因はまさかの○○でした!

再度問診を行うと遠方に住むご家族の方が最近ご病気をされて、お電話で、その方の体調のお伺いを1週間に3回ほどされるそうです。その際1時間ほど固定電話の受話器を右手で持ち右耳にあてて右に首を傾けてお話されるそうです。

この体勢が右の頚部の可動制限をおこしている可能性がある為に動作に関係する筋肉をチェックしました。腕の筋肉に負荷をかけて首の痛みの動作痛が改善するポイントを探していくと力こぶの筋肉の横で首の痛みが変化する場所がありました、この方の首の痛みの原因のひとつは電話の受話器を1時間以上持つ事により腕から首までの筋膜が緊張して首の痛みを引き起こしていたものと考えられました。

施術は先ほどの身体全体の歪み、循環を改善させているのでこの腕の筋膜の滑るポイントに施術を行い動作痛は大きく改善してこの方も「首とこんな場所が繋がっているんですか!」と驚かれていました。

4日後の2回目の施術の際には大分調子がいいみないでしたので「症状が再発するようなら、またご連絡して下さい。」とお話しました。
身体は様々なポイントで繋がっているので症状の出ている所に原因がないケースもあります。