ゴールデンウィーク後の腰痛

腰が痛くて真っ直ぐに出来ない!

先日約1年ぶりにいらした患者様、前回は手首の痛みでしたが今回はゴールデンウィークの後から腰が痛くなりまっすくに立てなくなり、寝返りも辛いそうです。症状出現までの経過をお伺いすると、ゴールデンウィークの前半は自動車で遠方にでかけ田植えを行い、この段階では痛みはなかったそうです。ゴールデンウィーク後半にキャンプにでかけテントを張りその後の帰り道の車の中からじわじわと痛みが出現し自宅にかえった頃に痛みがピークになったそうです。

症状は腰全体が重だるく体を反らすと腰の中心に激痛がはしる感じでした。検査の為にベットで寝返りするのも辛そうでした。問診を進めるとキャンプのときに低い椅子に座っていたそうです。原因は他にも考えられるのですが、低い椅子に長く座って腰を丸めていると腰骨の理想的なカーブ(通常はお腹側に凸しています。)が崩れ腰椎周辺の靭帯を伸ばして炎症が起きたり、関節を構成する関節包という袋が挟みこまれ疼痛が発生する事が経験上多いと思います。この患者様も腰を反らす時の激痛を訴えるので関節包が挟みこまれている為の腰痛と判断しました。

痛みの場所が最初と違う!

施術は身体のバランスを整え循環を改善させ炎症を早くひかせる施術をおこない施術を終了しました。2回目の施術の際は反らした痛みは消失しましたが、今度はお尻全体が思いそうです。以前にもこのブログで書きましたが人の脳は1番痛い痛みを感じるシステムになっていて、1番痛い痛みがとれると2番目の痛みを感じてくるようになってきます。

2回目施術は全身のバランスを整えながら殿部の痛み中心に筋膜のリリースをおこない、3回目の施術時には「大分良くなりました!。」との事でした。

皆様も長時間の低い椅子での座りは腰に負担を掛けるのでご注意ください。