梅が丘駅みなみ整体院  腰痛 2段階で発症

今まで腰痛なかったのに何で腰痛に?

先日、腰痛の症状を訴えてご来院された方のケースです。 普段は立ち仕事をしていて、自分の目の前の足元にある軽い荷物を持ち上げた際に、腰痛になったそうです。普段は腰痛は無く突然の出来事だったそうです、問診をしながら、このブログでも何回か書かせていただいている「腰にかかる圧力の話をしました。通常立位では腰にかかる圧力は100キログラム。
座位で140キログラム。中腰で150キログラム、中腰で物を持つと220キログラムの圧力はがかかります。 腰はこのような負荷に普段は文句を言わずに耐えているのです。

重い物をもってないのに腰痛?

その方にその様なお話をさせていただくと、「でも、そんなに重い物をもったわけでもなく、お辞儀した角度も全然浅かったんです。」との事でした、そこで更に問診を進めてみました。すると、痛みが出る5日程前に家族で出かけ、マウンテンバイクをオフロードで乗ったそうです、更に聞いてみると、1時間くらいデコボコした道を走ったそうです。

腰痛発症の前にしていた事が最初の引き金に

このデコボコ道が非常に今回の腰痛に関連してそうでした。通常腰骨と腰骨の間には椎間板といって骨どうしがダイレクトに衝突するのを防ぐ緩衝作用のある軟骨が存在します。

人の肉体的な成長は20歳がピーク

通常この椎間板に栄養を与える毛細血管は20歳で無くなってしまうといわれ、その後椎間板はその弾力性を徐々に無くしていきます。このケースの方は45歳で椎間板が弾力を失いつつある年代です、このマウンテンバイクによるオフロード走行時に縦揺れの圧が椎間板周辺にかかり、水面下で傷みだす下地を作っていたとおもわれました。いわゆる固い地面にすこしだけ歪みができた状態だったところに普段のお仕事で行う前かがみが次の刺激をして腰痛が発生してしまった状態のツーステップで起きた腰痛と思われました。

施術に関しては、炎症を起こしていると思われる患部は優しく刺激して、身体全体の循環を改善して回復をうながす方法を行いました。2回目にいらした時は痛い腰のポイントが少し変化していましたが、痛み自体は大きな変化はなかったそうです、2回目の施術を前回同様に行い、3回目の施術前に「大分、痛みが軽くなりました!」とおっしゃっていました。

今回の腰痛患者さんのように、症状がでるまで段階をおって一気に症状が出るケースもあるので、注意が必要です。