薬が効かない頭痛患者様

先月に新規でいらした患者様、頭痛があり薬を飲んでいましたが、痛みが取れないためにホームページをみてご来院されました。

問診を進めていくと、今年からお仕事でデスクワークをされているみたいで、肩こりがひどいそうです。頭痛の種類は筋肉が緊張しておきる筋緊張型頭痛と三叉神経という神経が興奮してしまう偏頭痛、目の奥が痛くなり原因が不明の男性に多い群生頭痛などがありますが。

今回の患者様は筋緊張型頭痛のようです。首の可動範囲を検査すると前後に倒す動作、左右の横倒しで痛みが発生します。腰痛も時々あるそうです。

立位で姿勢の評価をすると、骨盤の左側が下に下がっていて、同側の肩も下がっていました。筋膜の繋がりを意識した検査をすると左右の腕の筋肉の緊張が強く、そのポイントの刺激で動く範囲が拡大します。

施術は筋肉全体が痛みの為に過敏になっているのでソフトな刺激で行い頭痛や首の運動制限に関連している筋肉を緩めていきました。

この患者様いわく、施術をしている最中から頭痛がどんどん減っている感じがあったそうです。

2回目の施術を5日後に行ったのですが、施術当日は楽になり、翌日頭痛が出てその後からまた急速に良くなったそうです。

頭痛や坐骨神経痛の患者様の施術の場合、症状を再現する原因筋にアプローチする事があるので、一度症状が再現されてから症状が寛解しるケースもあります。筋緊張型頭痛は肩こりに併発しておきる事が多いので、こちらの対策を行うと楽になる方がとても多くいらっしゃいます。