急性腰痛(仙腸関節痛)

先日、「朝痛くて立つ事がだきない!」と訴えられて、来院されたケースの患者様、普段から慢性腰痛があり近所の治療院に週1回通っているそうです。今回は朝目が覚めたら、痛くて何かに捕まらないと立てないくらいの痛みになっていたそうです。外出先で2時間ほど座っていた次の日の事だそうです。

通常は長く座っていると腰に圧力がかかり痛みが発生する事が多いのですが、その事を聞いてみると患者様曰く、「いつもデスクワークでもっと長く座っているので関係ないと思います。」との事でした。一応いつもの先生にかかり施術を受けたそうですが、翌日の朝が前日よりも痛みが強くなってしまい、5日後に旅行を控えてらっしゃるそうで「即効性のある施術をしていただきたい。」との事でした。 

痛む場所亜を触診すると右の骨盤の関節(仙腸関節と言うポイント)でした、動作痛はおじぎ、腰の反らし、痛みの為に歩行の時に腰が左へ曲がっていました。問診を更に進めると、「そういえば、帰りに電車の時間がギリギリだったので、走りました!」と思い出されたようです。その話と患者様の今回の症状は整合性がとれます。骨盤の関節は脚の骨と連結していて、骨盤の真ん中の骨は背骨とつながっています。走った際にこの患者様の右の骨盤の関節(’仙腸関節 )には上下からの互い違いの力(せん段力といいます。)がかかり骨盤関節周囲の筋肉、靭帯が傷つき痛みをだしているものとおもわれました。靭帯は筋肉ほど血流が豊富でないので、炎症による痛みが直ぐに出ないケースもあります。

施術は炎症を早く消失させる為に循環を改善させ、骨格のバランスをとる施術を行いました。患者様は」次の日の施術も希望されていましたが、「身体のバランスが改善させると自己回復力があがるので1日あけてみましょう。」とお話しました。

2日後の施術の時は「次の日に目が覚めたら劇的に良くなってました!」との事でした。今回のようなタイプの痛みは循環を改善させて歪みを取ることで症状が好転される方が多いと経験上おもいます。