3件の病院で改善しなかった坐骨神経痛

3件も病院を変えたのに痛みが!

4年前の患者様のお話です。

その患者さんは当時、23歳の女子大生で就職試験の為に日々テスト勉強をされていました。夏前まで大学のサークルの運動をしていたのですが、就職試験の為に机にすわったままの日々が続いたそうです。
そのうちに左足が痛みだし、自由に動けなくなってしまいました、近所の病院で症状が改善しなく、名前は出せませんが有名大学病院を2件まわってMRIや検査をしても原因が判らず、途方にくれていたそうです。

ある雑誌をみて当院を探し出した痛みを改善させたい思い!

たまたまある雑誌をみて当院を知り、遠方から来院していただきました。初診のときの症状は9ヶ月もたっているのに、痛そうに左足を引きずり悲しそうなお顔で施術室に親御さんと入ってこられました。病院の検査結果は原因不明(腰のヘルニアなどはない)との事でした。

痛みがでた状態をさかのぼると、積極的に運動していた後に就職試験の為に動かなかった後から痛みがでてきた事です。

これは臨床的にはヒントになります。通常スポーツ活動中には筋肉に血液が多くまわりますが、動かないでいると血液の流れは悪くなります。スポーツ活動は筋肉へ小さな外傷を繰り返して筋肉の質を悪くします。

その後にデスクワークなどで無動でいると質の悪くなっている筋肉に更に血液が行かなくなり筋肉が異常興奮します。(感作といいます)この患者さんも筋肉の異常興奮の可能性があり、痛みのでている骨盤部や左足を触ると、飛び上がるような圧痛が認められました。

その部位を中心に施術を行った所、3回目位から症状が寛解し腰痛、左足痛が楽になりました。その後無事に就職試験も合格し、数年たった現在は来年にママになるそうです。

現在も体調管理をかねて時々来院されてますが、大変嬉しく思います。