神経ブロック注射が効かない腰痛   その3

レントゲンに異常ガ無いのに激痛で5メートルしか歩けない!

50代男性のケースです。 あるイベントで長時間立っていた後から急激に脚から腰が痛くなり、翌日病院にいかれたそうそうです、レントゲンの結果は「少し背骨の間がせまいくらい。」痛みが強い為にMRIも撮り、こちらの結果も「特に異常なし。」でも足腰は激痛で歩けない状態、痛み止めを飲んだが無効、神経ブロック注射を3回行いましたが、痛みが取れずに5メートルも歩けない状態の為にインターネットで当院を調べてこられました 

病院の検査で「骨に異常ない。」といわれていますが、念のために腰椎ヘルニアの検査をしましたが、陽性になりませんでした。治療室を歩く姿も足を引きずる感じでとてもお辛そうでした。 痛む場所を触っていくと、お尻からモモの裏側にかけて触ると「そこっ! そこです!」という反応点が沢山ありました。
このケースは筋筋膜性疼痛症候群といいレントゲン検査では移らない、筋肉や筋膜、靭帯などが微細な損傷の後などに血流障害を起こし異常興奮を起こし痛みを起こしているケースだと思われました。 痛みの原因が血流障害なので、痛み止めや炎症を取る為の神経ブロック注射は余り効かない事が多いみたいです。

施術の後の注意点とは?

施術を行った後にこの方に以下のような事を説明させていただきました、「初回の施術の後に劇的に楽になる方もいますが、かえって痛くなる方もいます。」
これは施術の刺激により血流が良くなっていくのですが、1回で全ての筋緊張が取れるわけで無く、血液の渋滞が起きてかえってうずぐケースがあります
。(通常この施術後のうずきは3回くらいで減少するか、出なくなります。) 「1番痛い場所が楽になると違う場所が気になってくる事があります。」これも何度かこのブログに書いてますが、脳のメカニズムは身体を守る為に1番痛い痛みを感じ、2位以下の痛みをブロックする為に1位の痛みが楽になると、2位の痛みを感じるようになるからです。

30分以上歩けるように!

初回の施術を終えて帰られるときはかなりキツソウでした。3日後に2回目の施術の際に「昨日までかなりキツカッタけど、今日はほんの少しだけ楽です。」とおっしゃってました。施術4回目以降は施術後のリバウンドも余りでなくなり。神経ブロック注射を3回やっても5メートルしか歩けなかった坐骨神経痛が約1ヶ月後には「大分楽になり30分以上歩けます!」とおっしゃってました。

神経ブロック注射は適応症に行えば、素晴らしい効果がでる治療法だとおもいます、しかしこの男性のようなケースの方も多く臨床で経験します。もし神経ブロック注射をしても痛みが取れない坐骨神経痛などでお困りでしたら、ご相談下さい。